総面積約21ヘクタール、東京ドームが楽に4つ入ってしまうほどの広々とした、緑濃い敷地、ここに舞台芸術作品の稽古、発表、人材育成といった舞台芸術の創造活動を一貫して行なうことができるよう、周囲の景観と調和のとれた10棟の建物を整備しました。
この公園は、SPACの活動を通じて、演劇やダンスなどの新しい舞台芸術作品を生み出し、静岡から全国へ、そして世界に向けて情報発信していく舞台芸術の拠点となり、また、国際的にも、地域的にも文化交流のシンボルとなるものです。
野外劇場「有度」
舞台芸術公園全体のコンセプトである「自然との共生・調和」を集約的に表現しているのが、この野外劇場です。床面には伊豆で採石された「若草石」を敷き詰め、落ち着いた黒で統一された外壁とあいまって、野外劇場でありながら室内劇も上演できる濃密な舞台空間になっています。また舞台後方にはお茶の木を植えた花道ならぬ「茶道」も作られています。
屋内ホール「楕円堂」
客席と舞台とが一体となった楕円堂空間には、半円形のドームから差し込む光によって一種宗教的な感覚が生み出され、様式的な作品発表の場にふさわしい空間構成になっています。また二階回廊には畳が敷き詰められ、富士山を正面に望むラウンジも作られています。上層部分は明るく開放的、下層の舞台・客席では感覚を凝集・集中させるという対照的なコンセプトが共存しています。ここでは、演劇やダンスの公演のほか、能や各種シンポジウムなども行なわれています。
稽古場棟
身体に親しみのある、木材の素材をいかした空間として設計されています。ダンスにも演劇にも使用できる空間であるのみならず、音響、照明の設備は本格的な劇場にも活用できる水準です。
BOXシアター
稽古場棟のうち一つに客席を設け、劇場として開場しました。シンプルなブラック・ボックスであり、舞台と客席が地続きの空間は、舞台と客席の一体感を強めます。
研修交流宿泊棟
国内外の舞台芸術関係者が創作活動や舞台芸術について研究・討議を行なうために宿泊します。
本部棟
芸術局の事務室、芸術総監督室、資料室などがあります。
食堂棟
稽古の間は出演者、スタッフの食堂として、公演日には観客のための休憩所として活用されます。
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