芸術総監督






 日本で初めて、事業に関する人事権と予算の執行権を持つ芸術総監督。文化の東京一極集中ではなく、地方から、創造し、発信するヨーロッパ型の芸術総監督として、SPACの先進性を示す象徴的存在でもあります。文化政策の一環として1995年に発足したSPACの芸術総監督を、世界的に活躍する演出家・鈴木忠志が務めてきました。そして2007年4月より宮城聰が鈴木忠志の後を引き継ぎます。



芸術総監督 宮城聰プロフィール



宮城 聰(みやぎ・さとし)

演出家
静岡県舞台芸術センター芸術総監督

1959年 東京生まれ。東京大学文学部美学科中退。大学時代より創造活動を始める。
1990年 劇団「ク・ナウカ」を結成。ギリシア悲劇やシェイクスピアなど、古典作品を中心に上演。日本の伝統演劇の様式とヨーロッパのテクストを融合させた演出には定評がある。
1993年以後、『サロメ』『天守物語』『メデイア』等の作品がフランス、アメリカ、中国、韓国、インドなどから招聘され海外公演も数多く行っている。
1995年 鈴木忠志との共同演出作品『エレクトラ』を第1回シアター・オリンピックス(ギリシア・デルフィ)で上演。
2004年 第12回古代ギリシア劇世界会議に招待され、デルフィ古代競技場で上演した『アンティゴネ』は高い評価を受けた。
第3回朝日舞台芸術賞受賞。
2005年 第2回アサヒビール芸術賞受賞。
2006年10月 パリにオープンしたケ・ブランリー国立博物館クロード・レヴィストロース劇場のこけら落としとして、ク・ナウカ公演『マハーバーラタ』を行った。


代表作:『アンティゴネ』(ソフォクレス)、『メデイア』(エウリピデス)、『オセロー』(シェイクスピア)、『天守物語』(泉鏡花)、『熱帯樹』(三島由紀夫)など。


<SPACでの活動>

1997年 静岡県舞台芸術センターの第1回県民参加体験創作劇場『シンデレラ』(野外劇場)を演出。以後、2001年まで毎年、県民参加体験創作劇場の演出を行う。
1999年 第2回シアター・オリンピックスで県民100名が参加した『忠臣蔵』(作:平田オリザ/清水港イベント広場)を演出。
2000年 「Shizuoka 春の芸術祭」で『王女メデイア』(出演:ク・ナウカ)を上演(野外劇場)。
2003年 『トリスタンとイゾルデ』(出演:ク・ナウカ)を上演(静岡芸術劇場)。
2004年 グランシップ5周年記念公演として県民76名が参加した『忠臣蔵2004』(グランシップ大ホール)を演出。
2005年 「Shizuoka 春の芸術祭」で日韓共同制作『トロイアの女』を上演(野外劇場)。
2006年9月 県民参加体験創作劇場『東海道四谷怪談』を演出(野外劇場)。