人材育成
「この世は舞台、人はみな役者」と言ったのは400年前に生きたシェイクスピア。とはいえ、人生という大舞台を演じきるために必要な力は、最初から身についているものではありません。人と人が直接向かい合わなくても、世界中の人とコミュニケーションが取れるインターネット時代に突入した現代において、生身の人間が演じ、その一回性を体感する舞台芸術が、これから大人になろうとする若者に示唆することは少なくないでしょう。
SPACでは、舞台芸術の専門集団がいる特性を生かして、「異才・天才・奇才 こども大会」や中高生への演劇ワークショップ、県民参加体験創作劇場など、人生における豊かな劇場体験と、未来の舞台人を育成する人材育成事業を行なっています。
バックステージツアー
静岡芸術劇場、そして舞台芸術公園にある野外劇場「有度」や屋内ホール「楕円堂」、稽古場棟「BOXシアター」。これらの劇場群では、SPACの専属俳優が身体訓練や作品の創造、上演を行なっています。公演を目前に控えた、緊張感高まる劇場の裏側を探検するバックステージツアー。舞台装置を間近でみたり、衣装室をのぞいたり、スタッフの話を聴いたり、普段はなかなか触れることができない作品創造の裏側へご案内します。
※公演にあわせて随時、開催。
異才・天才・奇才 こども大会
「異才・天才・奇才 こども大会」は、生き生きとした個性を持った子供たちを育て応援することを目的に、2001年からスタートしました。学校の授業の枠を超え出てしまうような歌唱、舞踊、演奏、その他さまざまな身体芸を持った子供たちに、その才能を静岡芸術劇場で発表してもらいます。大きな舞台でマイクも使わずに発表する子供たちの姿に、大人が元気をもらう大会でもあります。毎回どんな出会いが生まれるか、子供も大人もドキドキ・ワクワクです。
●応募資格
静岡県在住の小学生
原則として個人参加、グループの場合は3人以内
1. うた・おと部門
クラシック、ポップス、演歌、民謡、邦楽、詩吟、アニメのうた、口笛なども歓迎!
洋楽器、邦楽器、民族楽器、コンピューターミュージック、なべたたきなど音のでるもの何でもOK!奇抜な音を聞かせてください!
2. うごき部門
クラシックバレエ、モダンダンス、民俗芸能、日本舞踊、体操、武術、力自慢などカラダを動かして表現するのが好きな人、ノリのいい人、求めます!
3. だれにも負けない部門
話芸(スピーチ、落語、漫才など)、即興劇、アクションペインティング、パントマイム、マジック、ものまね、瞬間芸、一発芸などもOK。笑わせるのが好きな人、アッと驚かせる人、大歓迎!
中学生文化芸術鑑賞推進事業
静岡県内の中学生が劇場で生の舞台に触れる「中学生文化芸術鑑賞推進事業」。2002年よりスタートし、毎年4,000名近い中学生が、静岡芸術劇場でSPACのレパートリー作品を観劇します。日常生活とは違う劇場空間に驚き、俳優の迫力の演技に圧倒される印象的な一日です。観劇した生徒の中には、高校で演劇部に所属し、静岡芸術劇場で行なわれる高校演劇の発表会に参加するという子供も出てきています。中学時代に客席から見ていた憧れの舞台に高校生になって立つ、SPACではこうした継続的な人材育成を行なっています。
SPAC高校演劇支援事業
SPACでは、高校演劇部対象の演劇講座や稽古公開など独自の人材育成・支援プログラムを行なってきました。2005年より静岡芸術劇場県民月間でスタートした高校演劇祭もその一つです。通常の貸し館で高校生が公演を行う場合、劇場を使用できる時間が限られているため、短い時間の中でリハーサルと公演を行わなくてはなりません。SPACでは専属スタッフがアドバイスをし、リハーサルの時間も十分にとり、高校生の舞台技術の向上を図りながら、静岡芸術劇場で発表の場を提供しています。
県民参加体験創作劇場
1997年『シンデレラ』の上演よりスタートした県民参加体験創作劇場は、県民がSPACの専属スタッフやプロの俳優と共に舞台を創るという企画です。これまでの参加者の中には、その後SPACの専属俳優になった人、プロの演劇人として活躍している人、静岡で舞台芸術活動の中心を担っている人など、この県民参加体験創作劇場を契機に大きく羽ばたいた人も多くいます。
SPAC親と子の演劇教室
学校教育の中では触れることのできない演劇の面白さ、奥深さを地域の若い人たちとその保護者の方々に知ってもらうことを目的とした演劇教育事業として、2007年にスタートしました。参加者は、からだ・こえに関するプログラムに取り組み、演劇をつくるプロセスを体験していきます。舞台に立つための身体をつくっていく中で、普段の日常生活の中ではみえてこないさまざまな身体感覚を養い、最後にはひとつの舞台作品を「発表会」という形で広く公開します。
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